「御同朋の社会をめざす運動」大阪教区委員会 第38期 教学講座
2019年5月26日をもちまして、受講申込みを終了いたしました。
平素は「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)の取り組みを推進いただいておりますこと御礼申しあげます。
今般、お聖教を通じて教学に対する学びを深めることを目的とした標記教学講座を開講いたします。
つきましては、有縁の皆さまに、下記の通り開催要項を送付いたしますので、教学伝道振興のため、ご出席賜りますようご案内申しあげます。
開催要項
趣旨
門信徒・僧侶を問わず、お聖教を通じて教学に対する学びを深めることを目的に開催する
期間
2019年6月~2020年3月(A・B・C 各コース8回)
時間
18:30~20:20(受付18:00~)
※各コース第1回は、17:30より受付。18:30より開講式。
会場
本願寺津村別院 2階 津村ホール
内容
別記参照
開催日程
別記参照
持ち物
筆記用具、念珠
受講費
各コース 1名 10,000円
※初回受講時に受付にて徴収いたします。
募集人数
各コース 75名 程度
申込み方法
申込書に必要事項をご記入のうえ、郵便・FAX・E-mailにて、5月26日(日)までに、大阪教区教務所にお申し込みください。
主催
「御同朋の社会をめざす運動」大阪教区委員会教学部会
申込先
浄土真宗本願寺派大阪教区教務所
〒541-0053 大阪市中央区本町4-1-3 本願寺津村別院内
TEL: 06-6261-6796
FAX: 06-6261-6735
Aコース:続・歎異抄を読む
開催数 | 期日 | サブテーマ | 講師 |
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第1回 | 6月13日 | 第十一条 | 満井秀城 (本願寺派司教・総合研究所副所長) |
第2回 | 7月2日 | 第十二条 | |
第3回 | 9月2日 | 第十三条 | 貴島信行 (龍谷大学教授・中央仏教学院講師) |
第4回 | 10月1日 | 第十四条 | |
第5回 | 11月7日 | 第十五・十六条 | 矢田了章 (龍谷大学名誉教授) |
第6回 | 12月3日 | 第十七・十八条 | |
第7回 | 1月17日 | 後序(前) | 天岸淨圓 (行信教校校長) |
第8回 | 2月4日 | 後序(後) |
第1回、第2回 講義概要
『歎異抄』の後半は「異義篇」と呼ばれています。親鸞聖人ご往生の後、誤った理解が起こり、唯円は親鸞聖人のお言葉を思い出しながら、それらの誤りを正していきます。『歎異抄』の「歎異」たる所以です。第十一条は誓願と名号の関係について。第十二条は学問の目的や意義についてです。ご一緒に味わって参りましょう。
第3回、第4回 講義概要
第十三条では、本願のはからいにまかせるという信は、わが身の善悪にたいするとらわれを超えるところに成立するという点について。第十四条では、念仏は滅罪のためにあるのではなく、罪深きものが救われるよろこび、報恩の念仏であるという点について。専修賢善の異義とは何か。「本願ぼこり」、「宿業」、念仏における利益、などの問題について考えます。
第5回、第6回 講義概要
第十五条では煩悩をもちながら悟りを開く、第十六条では悪を犯すたびに回心が必要。第十七条では自力執心の者は地獄に堕ちる。第十八条では布施の多少で悟りに差が生じるとの見解のあることを示していますが、これらはみな世俗の論理で仏法をとらえようとするもので、真実信心との違いを明らかにしたいと思います。
第7回、第8回 講義概要
「後序」には他力信心の伝承が述べられ、唯円が本書を撰述された意図が明かされます。それと共に如来の大悲の深さ、その大悲本願によって恵まれた親鸞聖人の信心の領域が、格調高い言葉によって表されています。限られた時間ですが、できるだけ大悲の世界を味あわせていただきたいと思います。
Bコース:続・所依の経典 仏説無量寿経
開催数 | 期日 | サブテーマ | 講師 |
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第1回 | 6月5日 | 『巻下』概要 | 大田利生 (本願寺派勧学・龍谷大学名誉教授) |
第2回 | 7月9日 | 衆生往生の因 | |
第3回 | 9月27日 | 往覲偈 | |
第4回 | 10月22日 | 衆生往生の果 | 白川晴顕 (中央仏教学院前院長) |
第5回 | 11月22日 | 浄穢欣厭・弥勒領解 | |
第6回 | 12月18日 | 五善五悪 | |
第7回 | 1月10日 | 胎化得失 | |
第8回 | 2月14日 | 流通分 | 大田利生 (本願寺派勧学・龍谷大学名誉教授) |
第1回、第2回、第3回、第8回 講義概要
経典は、阿弥陀仏、浄土について述べてきて、下巻ではその浄土へどのようにして生まれ、その徳はどのようなものであるか。さらに経典の三分の一を費やして釈尊のいましめへと続きます。そして、浄土の生まれ方に二種類あることが説かれ、最後には後の世に教えが伝わるよう語られる。共に味わっていきたいと思います。
第4回、第5回、第6回、第7回 講義概要
『無量寿経』下巻の「衆生往生の果」から「胎化得失の文」までの内容を親鸞聖人がどのように受け止め、味わっていかれたかを現生正定聚や生因三願に真仮の区別をされたことなど、親鸞聖人の教えの特色と照らし合わせながら、できるだけわかりやすく解説していきたいと思います。
Cコース:大坂の真宗の歴史
開催数 | 期日 | サブテーマ | 講師 |
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第1回 | 6月25日 | 親鸞聖人の時代(1) | 淺田恵真 (本願寺派勧学・龍谷大学名誉教授文学博士) |
第2回 | 7月29日 | 親鸞聖人の時代(2) | |
第3回 | 9月18日 | 蓮如上人の時代(1) | 岡村喜史 (本願寺史料研究所研究員・中央仏教学院講師) |
第4回 | 10月29日 | 蓮如上人の時代(2) | |
第5回 | 12月9日 | 顕如上人の時代(1) | 今井雅晴 (筑波大学名誉教授・元中央仏教学院講師) |
第6回 | 1月30日 | 顕如上人の時代(2) | |
第7回 | 2月27日 | 北御堂の成立と変遷(1) ~大坂本願寺と石山本願寺~ |
大澤研一 (大阪歴史博物館副館長兼学芸課長) |
第8回 | 3月5日 | 北御堂の成立と変遷(2) ~真宗文化と商都大阪~ |
大喜直彦 (山形大学地域教育文化学部教授) |
第1回、第2回 講義概要
最初に聖人当時の仏教界の動向を知る必要があります。平安時代の真言・天台教義を概観し、親鸞聖人を含めた総ての鎌倉新仏教が天台の比叡山から生まれた原因を追及します。次に両宗の基本に流れる聖徳太子の教学を考察します。特に大坂には「四天王寺」や太子建立の三太子寺院がありますので、親鸞聖人当時、太子信仰は見逃すことができません。
第3回、第4回 講義概要
大阪は、真宗寺院数が非常に多い地域です。これらの寺院が創建される基礎を築いたのが蓮如上人です。そこで、大阪における蓮如上人の足跡をたどるとともに、蓮如上人の大坂坊建立を通して、どのように人々がお念仏を受け入れていったのかについて考えていきます。
第5回 講義概要
顕如上人が生きた戦国時代末期から安土桃山時代は、軍事的・政治的争いが続いていました。その中で農業・商業が発展し、外国貿易も盛んだった大坂の街は発展を続けていました。この社会を背景に、顕如上人はいかに門徒をまとめ上げて次の時代に入ることができたのでしょうか。現代にも通じるその生き方を見ていきます。
第6回 講義概要
顕如上人には三人の息子がおりました。織田信長との10年にわたる石山戦争では、長男の教如上人(15歳の年下)と協力し、また反発しあい、結局は難局を巧みに乗り切り、江戸時代の本願寺発展に結びつけました。この講義は両上人の関係を追求しながら、現代の親子のあり方を考える手がかりにもしたいと思います。
第7回 講義概要
近年、長らしく親しまれてきた石山本願寺の名称が正しくは大坂本願寺だったことが確認されました。その事実が判明したことをうけ、戦国時代の大坂と本願寺の関係および大坂本願寺の社会的意義について再考し、大坂本願寺の重要性を明らかにしたいと思います。
第8回 講義概要
北御堂ミュージアムに入場すると右手壁面には全長40mに及ぶ歴史ガイドウォール。本講座では、このガイドに沿って大坂御坊と呼ばれた津村別院の成立、再興、発展、そしてそこに見える数々の歴史的事件と商都大阪の歴史をお話します。加島屋は、伊藤忠兵衛は、道頓堀は、大塩平八郎は、緒方洪庵は、徳川慶喜は、明治天皇は…
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