浄土真宗本願寺派 光寿山 正宣寺

インド仏跡の旅(1)

さあ、仏跡の旅のはじまり

 2月12日より天岸先生を講師に迎えてインド仏跡参拝の旅に行きました。

 そもそも今度の旅行は突然に決まりました。実は先生が教えている行信教校(大阪・高槻市にあるお坊さんの塾)の教え子が、先生ご夫妻と毎年のように新年会を行っています。

 昨年の新年宴会の席で、「先生、またインドヘ行きたいですね」「横に家内がいるから聞いてみたら…?」、そこで今度は奥さんに「先生と一緒にインドヘ行ってもいいですか?」「1月は忙しいからあかんけど、2月やったら」まさかの返事に先生共々びっくり、まさに棚からぼた餅のようなもの。それを聞いていた周りのものが、「それじゃ行こう」とワイワイ大騒ぎ。どういうわけか言い出しっぺの私が団長に、あれよあれよという間に行くことに決まってしまいました。

 旅行の行く先は、団長である私のわがままで、まだ行ったことがない仏教美術のすばらしいサンチー、アジャンタ、エローラに決めました。でもせっかく行くのならば仏跡であるブッダガヤ、サールナートも行きたいと欲張りました。しかし「それでは移動距離が長いから、しんどい旅になるで」とまわりに言われました。それが本当にその通りに…。人の言うことは聞かないといけないものです。

 2月12日、少し早めに関西空港に着くと、もう何人か集まっていました。今回は添乗員の方を入れて総勢24名です。参加者の地域はバラバラ、東は東京から南は鹿児島まで。年齢もバラバラ、17歳から62歳まで。インドに始めて行く人から、最高5回目の方までと、これもバラバラ。そして1人1人個性の豊かな方ばかりです。これからどんな参拝旅行が始まるのか。

 天岸先生は昨日まで東京。それも雪が降り、飛行機が飛ばなければ間に合わないのではという慌ただしさ。『御堂さん』の編集委員である菅さんは3月号の編集をギリギリまで行いかけつけてくれました。

 広島の渡辺さんは旅行中里帰りをする奥さんの実家(京都)でさんざん飲まされて、二日酔いで行く前から疲れている様子。そのほかの方も忙しい中、都合をつけて全員定刻に集まりました。

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